HSP気質を気にして不安になる人と そうでない人の違いとは?

HSPで生きづらさを感じている方へ

繊細なあなたの人生を好転させる、愛着バランスメソッドの心理カウンセラーの森田裕貴(もりたひろき)です。

HSP(Highly Sensitive Person)という、ひと一倍敏感な気質を持っていて、それを気にして不安に思う人と、そうではない人との違いは、いったいどんなところにあるのでしょうか?

それは、日常生活で感じる生きづらさを、HSP気質が原因として、そのマイナス面にフォーカスして、心を奪われてしまうか、

HSP気質を受入れ、そのプラス面に焦点をあて、それを強みとして肯定的に捉えていくか、

の違いです。

一般的にHSPに共通する5つの特徴として、以下のようなことがあげられ、各々プラス面やマイナス面があることが、知られています。

そもそも物事には全て両面があり、プラス面に着目するか、マイナス面に心を奪われるかは、あなた次第であり、その自身の立ち位置が、まさに分かれ目になります!

生きづらさを意識したくないのなら、HSP気質のプラス面に着目して、日常生活の中で活用しようという視点を持てるかどうかが、ポイントです。

その意味で、HSP気質のプラス面を、まずは理解しておくことが大切になります。

(HSP気質の一般的な特徴)

➀深く考える(Depth of processing)

プラス面:物事を深く熟考する。人間の内面や物事の本質を考える。1聴いて10を知る。

マイナス面:行動を起こすのに時間がかかる。不正直なことをすると自己嫌悪に陥る。複雑な思いを感じる。

<プラス面の優位性を活かす視点>
物事の洞察力が高いことから、人により深い観点でフィードバックができる。
先々を瞬時に読めて行動できる。

ある分野に色々と知識や経験、思考を深く巡らせていくと、他の人へのアドバイスができる位、その分野で、ちょっとした専門家になれたり。

②過剰に刺激を受けやすい(Overstimulation)

プラス面:刺激に敏感であることで気づきが多い。感受性が豊かである。

マイナス面:騒音や怒鳴り声等のする環境はつらい。一人の時間がないとつらい。ショックを受けたり疲れたりすると回復に時間がかかる。

プラス面の優位性を活かす視点>
映画や音楽、芸術等に触れたときの感動をより大きく感じたりできる。一人の時間を楽しめる。

芸術に触れた感動を、感性豊かな表現でSNSに投稿できたら、素適ですよね。

あるいは、物造りや、絵を描いたり、楽器で演奏したり等、アートな感性を表現する際には、最大の武器になります。

③感情の反応が強く、共感力が高い(Emotional reactivity & high empathy)

プラス面:相手の気分や感情を人より素早く察知できる。

マイナス面:不機嫌な人を見ると自分のせいと感じる。他人が怒られているのを見ると、自分が怒られているように感じる。

プラス面の優位性を活かす視点>
共感力が強く、人に寄り添ってあげらる。
相手の求めていることを察知して先回りして対応できる。

親しい友人や家族、周りの人の思いに共感したり、寄り添ってあげて、優しく気遣いができたりすると、その人から感謝されたり、そんな自分も気分が嬉しくなったりできますよね。

お仕事でいえば、相手の状況を察して先回りして対応してくれるような、ホテルのコンシェルジュサービスや、お店の接客サービスを逆に受けたら、気が利いていて助かるなぁなんて思いますよね。

④ささいなことや刺激を敏感に察知する(Sensitivity to subtleties)

プラス面:周囲の微妙な変化に気づきやすく、敏感な五感センサーをもっている。

マイナス面:ささいな間違い等が気になり、完璧主義になりやすい。車のクラクション等の音にもびっくりする。

プラス面の優位性を活かす視点>
周囲や環境の異変を敏感にキャッチして、人より早く行動できる。

季節の変化等を敏感に感じとれる。料理の繊細な味わいを楽しめる。

ふとした瞬間、綺麗な夕陽や、空に虹がかかっていたりするのに気づいて、そんな素適な景色に立ち合えて嬉しくなったり、素晴らしいショットを写真にとってSNSで共有したりも素適ですよね。

⑤良くも悪くも影響されやすい(Differential suceptibility)

プラス面:褒められたりすると励みになる。良い人間関係に身を置くとよりプラス面に働く。

マイナス面:叱られると人一倍落ち込む。嬉しさも悲しさも、感じる振れ幅が大きい。

プラス面の優位性を活かす視点>
自分の良い点を伝えてくれたり、尊敬できて自分を高めてくれるような人と、意識してつきあうようにする。

成功者の方からは、日常で関わる人は慎重に意識して付き合うこと、マイナスの関係性はできるだけ排除することが大切というお話をお聞きします。

HSPの特徴を踏まえ、この観点を日頃からもつことで、無防備にマイナスに引っ張られることを避けることが意識できます。

(まとめ)
日常生活の中で、自分が今、HSP気質のマイナス面にフォーカスしてしまい、そこに引きづられて、生きづらさばかりを感じている、そんな負の悪循環に陥っていないかどうか?

そうなっていたら、ますはその負の悪循環に陥っていること自体に、気づくことが重要です。

その状態になっているなぁと気づくことで、一旦、心がそのマイナス感情に支配されている状態から、すっと抜け出ることができます。

そして、バランス感覚を取り戻し、HSP気質のプラスの面に着目して、ちょっとワクワク感を感じながら、それを日常生活の中でどう活かせるか?

といった視点を、意識して行動していくことが大切になります。

HSP気質の自分だからこそ、気づけたり、自分や他人のために、何かの手助けをできたりする。

そう思えれば、心はほっこりしたり、ちょっと嬉しくなったりもしますよね。

決して鈍感で気の回らない人にはできない、あなただからこそできる、プラス面の強みを活かした振る舞いや働きかけを、是非、日常生活で楽しんでみて下さいね。

最後に、今まで、HSPのマイナス面ばかりにフォーカスしていて、生きづらさばかりで損をしていた方、人生を謳歌するには、このプラス面を活かすことが重要です。

もし、安定的にプラス面を活かす人生に変わりたい方は、是非、カウンセリングを受けてみることをお薦めします。

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